出演者紹介

苫米地英一(指揮)

20169月ヴェルディ生誕の地イタリア・ブッセート歌劇場にて、G.ヴェルディのオペラ「アイーダ」を指揮しイタリアでのオペラデビューを果たした。これまでに、「マクベス」「リゴレット」「椿姫」「トロヴァトーレ」「アイーダ」「オテロ」や、「ラ・ボエーム」「トゥーランドット」「ノルマ」等、20作品以上のイタリアオペラを指揮している。

 

また邦楽器によるプロフェッショナルオーケストラ「日本音楽集団」の指揮者として国内外での数多くのコンサートを指揮し、2009年にはウィーンフィルハーモニー管弦楽団のメンバーと邦楽合奏によるコンサートを指揮した他、20146月には国立劇場主催公演にデビューを果たした。

 

作曲家として2014年にイタリアにてイタリア語による歌曲を初演した他、201610月には広島でオペラ「かぐや姫と帝の物語」(台本:池田理代子)を初演し大成功を収めた。

20176月にイタリアで「リゴレット」を、同8月にイタリアで「ラ・ボエーム」を指揮する予定。

オペラの指揮をレナート・パルンボに師事。東京学芸大学卒業。洗足学園音楽大学附属指揮研究所修了。第5回ルイージ・マンチネッリ国際オペラ指揮者コンクール(イタリア)ファイナリスト。

 

松村大喜(指揮)

神奈川県出身。

 

20112015年私立鎌倉学園中高等学校音楽部(吹奏楽)において正指揮者兼主任コーチを務める。吹奏楽コンクール初出場で銀賞を受賞。

 

吹奏楽以外にもオペラ指揮者としても活動している。モーツァルト《魔笛》《コジ・ファン・トゥッテ》、ドニゼッティ《愛の妙薬》、シュトラウス二世《こうもり》(日本語)、チマローザ《秘密の結婚》、レハール《メリーウィドウ》等。

 

2014年に、ウィーン国立歌劇場元音楽監督であるMaksimilijan Cenčićのマスタークラスを受講。

 

また、伴奏者としても活動している。

 

声楽曲を始め、オペラコレペティトゥール、管楽器等、幅広く伴奏している。

2015年には日本初演の伴奏を行った。

 

齋藤誠二(ピアノ)

 群馬県立伊勢崎東高校卒業。2009年武蔵野音楽大学(器楽学科フルート専攻)を首席で卒業。同大学卒業演奏会、新人演奏会、第79回読売新人演奏会等に出演。2007年第三回仙台フルートコンクール第二位。2008年ハンガリー演奏旅行に木管五重奏で参加。また同年ソロ・フルーティストとして武蔵野音楽大学管弦楽団と共演。そのアンサンブル能力と音楽性を活かし、学生時代よりフルーティストとしての活動に止まらず、伴奏ピアニストとしてもコンクールや演奏会に多数出演。コレペティトール・副指揮者としてオペラの現場にも多く携わっている。2012年にはスペイン、セビリア市での演奏会に参加。同市長より感謝状が贈られる。また同年、ソロ・ピアニストとして武蔵野音楽大学管弦楽団と「ラプソディー・イン・ブルー」を共演するなどジャンルを問わず幅広く活躍している。

 現在は米良美一氏、新垣勉氏等のピアニストとして、全国での演奏活動や「報道ステーションなどメディアにも演奏を取り上げられている。

 武蔵野音楽大学伴奏研修員。

小滝翔平(ピアノ)

東京都立芸術高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。2002JML主催日独青少年交流コンサートin Japan出演、オーディション合格し翌年ドイツ各地でのコンサートに出演。Music Studio C主催第18回コンサート形式オーディションにて音楽賞受賞、府中の森芸術劇場でのジョイントリサイタル出演。2008年ソレイユ音楽コンクールにて審査員奨励賞を受賞、東京文化会館でのコンサート出演。これまでに新井洋子、小川久美子、柏木雅子、多喜靖美、江澤聖子、鷲宮美幸の各氏に師事。ソロ活動の他、ピアノ講師、オペラの稽古伴奏、演奏会やコンクールなどの伴奏等、様々な音楽活動を行っている。現在昭和音楽大学大学院修士課程音楽芸術表現専攻(ピアノ)在学中。

舘亜里沙(演出)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。同大学大学院にて博士号取得(専攻:音楽学)。2009年安宅賞受賞。
2008
年よりオペラを中心に演出を手掛け、主要演出作品に《ポッペアの戴冠》《ヘンゼルとグレーテル》《トリスタンとイゾルデ》《蝶々夫人》《秘密の結婚》《コジ・ファン・トゥッテ》など。オリジナルないし既存作のアレンジに『サーバ/周辺/世界―イプセン、グリーグ《ペール・ギュント》による音楽劇』、『輪舞曲―金子みすゞの詩による音楽劇』など。2010-2014年世界的名演出家P. コンヴィチュニー氏のオペラ・アカデミーに参加し、研鑽を積む他、直井研二、岩田達宗、佐藤美晴などの演出助手を務める。
ピアノ演奏でも活動し、前述の『輪舞曲』をはじめ、自らの演出作品でピアノ演奏も担当。近年は演出付コンサートの企画・構成や表現技術を必要とする学生の指導、劇作品の脚本執筆なども手掛け、活動の場を広げている。2015年演出家を対象とした「創作コンペティションVol.5」最終上演審査にて、三島由紀夫『葵上』を発表。https://arisa-tachi-411.jimdo.com/

 

江口二美(ソプラノ) 

これまでに多数のプロダクションのオペラ公演にてヒロインをつとめ、その数は30役を超える。

 

おもなものは、「椿姫」「蝶々夫人」「カルメン」「修道女アンジェリカ」「アドリアーナ・ルクヴルール」「ミレイユ」「黒蜥蜴」のタイトルロール、「ラ・ボエーム」ミミ、「カルメン」ミカエラ、「フィガロの結婚」伯爵夫人、「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、「魔笛」パミーナ、「こうもり」ロザリンデ、「天国と地獄」ユリディスなど幅広いレパートリーを持つ。

 その他、名古屋フィル、群馬交響楽団、アンサンブル金沢、仙台フィル、静岡交響楽団、東京ユニバーサルフィルなどオーケストラとの共演や、ベートーヴェン「第九」、マーラー「交響曲第四番」のソリストなどコンサート出演も多い。

 滋賀県立石山高等学校音楽科を経て、愛知県立芸術大学卒業、同大学院修了。中村桃子賞受賞。95年渡伊、ミラノにて研鑽。

 ミリヤムヘリン国際声楽コンクールに日本から唯一ノミネートされる他、日本声楽コンクール、宝塚ベガ音楽コンクールに入選。第5回ルーマニア国際音楽コンクール第3位受賞。

アチーブメントプロデュース株式会社所属。

 

青柳素晴(テノール)

福岡県出身。国立音楽大学卒業後。1989年ヴェルディ作曲「オテロ」のロデリーゴ役でオペラデビュー。「カヴァレリア・ルスティカーナ」のトゥリッドゥ「微笑みの国」のスーホン「カルメン」のドンホセ「椿姫」のアルフレード「トゥーランドット」のカラフなどを歌い、1996年ベルリンに留学。「パリアッチ」のカニオ「ジャンニ・スキッキ」のリヌッチョなどを歌い2000年に帰国。帰国後、「イエヌーファ」のラツァ、「魔笛」のモノスタトス、タミーノ、武士、「さまよえるオランダ人」のエリック、「ダフネ」のアポロ、「天国と地獄」のプルート、「ナクソス島のアリアドネ」のバッカス「タンホイザー」「オテロ」「パルシファル」のタイトルロール「アイーダ」のラダメスなどを歌う。20065月には「さまよえるオランダ人」のエリックでドイツ・ハノーファー州立劇場に急遽召集され満員の聴衆を沸かす。また201412月には「夕鶴」の与ひょう役でマケドニアに召集されスコピエ劇場、ビトラ劇場で歌う。コンサートでも東京都交響楽団、九州交響楽団をはじめ数々のオーケストラと共演。国立音楽大学非常勤講師。アチーブメントプロデュース専属歌手。

 

伊藤和広(バリトン)

東邦音楽大学卒業。イタリア・エルバ市のエウロペア音楽院オペラ専修課程に2年間留学。
佐浦國雄、角田和弘、L.ゴルラ、F.カステッラーナ、G.P.マストロメイの諸氏に師事。第35回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門イタリア大使杯受賞。ベルヴェーリョ国際コンコルソ入賞。98 彩の国さいたま芸術劇場主催《ジャンニ・スキッキ》のタイトルロールでデビュー。00 渋谷公会堂での藤原歌劇団鑑賞教室公演《カルメン》エスカミーリョで藤原歌劇団に初出演。日本オペラ協会他各種団体でオペラ出演を重ねた後、渡伊。ピアチェンツァ市立歌劇場のオーディションに合格。ミラノで、G.ヴェルディ財団主催コンサート、《道化師》トニオ、《ラ・ボエーム》マルチェッロ等に出演。
現在、藤原歌劇団団員。東邦音楽大学専任講師、東邦音楽大学大学院及び同短期大学講師。第1回彩の国アーティスト受賞。

 

山口佳子(ソプラノ)

東京都出身。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。2005年藤原歌劇団公演「ラ・チェネレントラ」クロリンダ役でデビュー後、奨学金を受け4年間のイタリア留学。第11回オルヴィエート国際コンクール第一位。ペーザロ・ロッシーニ音楽祭「ランスへの旅」コルテーゼ夫人役、トリエステ歌劇場「カルメン」ミカエラ役など欧州各地で経験を積み、帰国後は「ジャンニ・スキッキ」「コシ・ファン・トゥッテ」、「ミニョン」、「アラベラ」、「ドン・ジョヴァンニ」、「椿姫」、「フィガロの結婚」、「愛の妙薬」、「マノン」、など様々なオペラ公演で主要な役を務め、近年は藤原歌劇団・帝国ホテル共催ジ・インペリアル・オペラで「こうもり」アデーレ役、「メリー・ウィドウ」ヴァランシェンヌ役などのオペレッタ、また日生劇場「セビリアの理髪師」のベルタ役等でも好評を得ている。ソリストとしても「メサイヤ」「第九」等、各地の公演で活躍する他、「樋口一葉~恋の和歌~」「智恵子抄」「与謝野晶子みだれ髪」など日本文学を題材にした邦人オペラ作品への出演も多数。藤原歌劇団団員。

 

三浦義孝(テノール)

茨城県出身。国立音楽大学声楽科卒業。昭和音楽大学大学院オペラ専攻修了。

 

第6回横浜国際音楽コンクール声楽部門にて審査員特別賞を受賞。

 

オペラではこれまでに『愛の妙薬』ネモリーノ役 『魔笛』タミーノ役 『リゴレット』マントヴァ公爵役 『コジ・ファン・トゥッテ』フェルランド役等、様々な作品に出演。歌劇団kamiteには2015年スプリングコンサート、2016年第1回公演『蝶々夫人』ピンカートン役で出演。

 

その他、宗教曲のソリストとしても出演し、好評を博している。

 

2015年より自身が代表を務めるミラーコロ音楽事務所で、懐かしの童謡や唱歌をグループで歌う大人のための音楽教室『楽しく歌おう!日本の歌』を関東を中心に開講し、1000人以上の生徒と一緒に楽しく歌声を響かせている。

 

声楽を角田和弘、折江忠道、川村敬一の各氏に師事。

ミラーコロ音楽事務所代表。一般社団法人奏楽会代表理事。東京シティオペラ協会会員。藤原歌劇団正団員。

他の出演者につきましても、順次情報公開させていただきます。