江口二美(蝶々夫人・昼公演)

 これまでにつとめた役は「椿姫」「蝶々夫人」「カルメン」「修道女アンジェリカ」「アドリアーナ・ルクヴルール」「ミレイユ」「黒蜥蜴」のタイトルロール、「道化師」ネッダ、「ラ・ボエーム」ミミ、「フィガロの結婚」伯爵夫人、「コズィ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、「カルメル会修道女の対話」ブランシュ、「天国と地獄」ユリディス、「ねじの回転」家庭教師、「こうもり」ロザリンデなど、30役にのぼる。その他、名古屋フィル、群馬交響楽団、アンサンブル金沢、仙台フィル、静岡交響楽団などオーケストラとの共演や、青島広志氏の構成による全国でのステージに多数出演中。ミリヤムヘリン国際声楽コンクール(ヘルシンキ)に日本から唯一ノミネートされた他、日本声楽コンクール、宝塚ベガ音楽コンクールに入選。第5回ルーマニア国際音楽コンクール第3位。愛知県立芸術大学卒業、同大学院修了。中村桃子賞受賞。95年渡伊。二期会会員。

 

伊藤晴(蝶々夫人・夜公演)

三重大学卒業。武蔵野音楽大学大学院修了。ミラノ、パリで

研鑽を積みパリ地方音楽院修了。第9回藤沢オペラコンクール第2位。第82回日本音楽コンクール入選。

藤原歌劇団「ラ・ボエーム」ムゼッタ、小澤征爾音楽塾子どものためのオペラ「子どもと魔法」安楽椅子&こうもり、山形交響楽団「ヘンゼルとグレーテル」グレーテル、文化庁新人育成公演「修道女アンジェリカ」アンジェリカ始め、「白峯(丹波明)」「みすゞ」「椿姫」「声(プーランク)」「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」「魔笛」等多くのオペラ他、2016年3月日本オペラ協会「天守物語」亀姫で出演予定。

また東京交響楽団モーツァルト「レクイエム」ソロ、みなとみらいホールジルヴェスターコンサート2014-2015や、パリのサル・プレイエル、マントヴァ歌劇場等でコンサートにも多く出演し、2015年9月セイジ・オザワ松本フェスティバルにて「第九」ソリストを務める。藤原歌劇団団員。

 

青柳素晴(ピンカートン・昼公演)

福岡県出身。国立音楽大学声楽科卒業。

1989年ヴェルディ作曲「オテロ」のロデリーゴ役でオペラデビュー。1996年ベルリンに留学。2000年に帰国。

その後二期会で2004年12月の「イエヌーファ」のラツァでデビュー。その後「天国と地獄」のプルート、「ダフネ」のアポロ等で出演。他では「オテロ」のタイトルロール、トゥーランドット」のカラフ等を歌う。2006年5月にはハノーファー州立歌劇場に招聘され「さまよえるオランダ人」のエリックを歌う。

東京交響楽団、九州交響楽団等オーケストラとの共演も多い。二期会会員、国立音楽大学非常勤講師。

三浦義孝(ピンカートン・夜公演)

 

 茨城県出身。国立音楽大学声楽科卒業。昭和音楽大学大学院オペラ専攻修了。第6回横浜国際音楽コンクール声楽部門にて審査員特別賞を受賞。

オペラでは《椿姫》アルフレード役、《愛の妙薬》ネモリーノ役、《こうもり》アイゼンシュタイン役およびアルフレード役、《魔笛》タミーノ役、《リゴレット》マントヴァ公爵役、《ジャンニ・スキッキ》リヌッチョ役等で出演。その他、ベートーベン作曲交響曲第九番のテノールソロなどでも出演し好評を博す。また、子供向けの音楽教室や全国でのコンサート、童謡や唱歌をグループで歌う大人のための音楽教室など、幅広い音楽活動を行っている。

声楽を角田和弘、折江忠道、川村敬一の各氏に師事。ミラーコロ音楽事務所代表。東京シティオペラ協会会員。藤原歌劇団正団員。

高橋祐樹(シャープレス・昼公演)

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修士課程オペラ科修了。第34回ドヴォルザーク国際声楽コンクール歌曲部門第1位、並びにドヴォルザーク大賞を受賞。『フィガロの結婚』の伯爵、フィガロ、『コシ・ファン・トゥッテ』のグリエルモ、『愛の妙薬』のベルコーレ、『椿姫』のジェルモン、『蝶々夫人』のシャープレス、『神々の黄昏』のグンター、ベルク『ルル』のシェーン博士/切り裂きジャック等で出演。イタリアのポリテアーマ・グレーコ歌劇場、新ヴェルディ歌劇にて『トスカ』のシャルローネ役、マケドニア国立オペラ・バレエ劇場にて『夕鶴』の運ず役でも出演している。またバッハの『マタイ受難曲』、オルフ『カルミナブラーナ』等のソリストとしても出演しているほか、ワルシャワのオペラ座のラジオホールにてカッシミの『イエフテ』のソリストとして出演、プラハではプラハフィルと共演している。

日本声楽アカデミー会員。二期会会員。聖徳大学音楽学部兼任講師。

伊藤和広(シャープレス・夜公演)

東邦音楽大学卒業。イタリア・エルバ市のエウロペア音楽院オペラ専修課程に2年間留学。

佐浦國雄、角田和弘、L.ゴルラ、F.カステッラーナ、G.P.マストロメイの諸氏に師事。第35回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門イタリア大使杯受賞。ベルヴェーリョ国際コンコルソ入賞。98年

彩の国さいたま芸術劇場主催《ジャンニ・スキッキ》のタイトルロールでデビュー。00年渋谷公会堂での藤原歌劇団鑑賞教室公演《カルメン》エスカミーリョで藤原歌劇団に初出演。日本オペラ協会他各種団体でオペラ出演を重ねた後、渡伊。ピアチェンツァ市立歌劇場のオーディションに合格。ミラノで、G.ヴェルディ財団主催コンサート、《道化師》トニオ、《ラ・ボエーム》マルチェッロ等に出演。

現在、藤原歌劇団団員。東邦音楽大学専任講師、東邦音楽大学大学院及び同短期大学講師。第1回彩の国アーティスト受賞。

池端歩(スズキ・昼公演)

東京音楽大学音楽教育科卒業、同大学院声楽科独唱研究領域修了。二期会オペラ研修所第56期マスタークラス修了。修了時に優秀賞を得、「二期会新進声楽家の夕べ」に出演。声楽を島田準子、成田繪智子他各氏、仏語ディクションを篠田素氏に師事。07年度関西フランス音楽コンクール第1位、第16回日仏声楽コンクール第2位及び日本歌曲賞受賞。15年二期会ニューウェーブオペラ《ジューリオ・チェーザレ》コルネリア役で二期会デビュー、その他《フィガロの結婚》《コジ・ファン・トゥッテ》《ヘンゼルとグレーテル》《こうもり》《カヴァレリア・ルスティカーナ》等に出演。また、フランス歌曲の演奏・研究、宗教曲のアルトソリストとしても精力的に活動。神奈川県立弥栄高校非常勤講師。二期会、セルクルY会員。

栗田真帆(スズキ・夜公演) 東京藝術大学声楽科卒業。聖徳大学大学院音楽文化研究科博士前期課程修了。同大学院研究生修了。声楽を高橋大海・島崎智子・田口孝子・永井和子・外山浩爾の各氏に師事。これまでに《ヘンゼルとグレーテル》や《ラ・チェネレントラ(シンデレラ)》のタイトルロール(題名役)、《コシ・ファン・トゥッテ》ドラベッラ、《ドン・カルロ》エボリ公女、《ボッカチオ》ベアトリーチェなどでオペラに出演。またヘンデル《メサイア》やベートーベン《第九》、モーツァルト《ハ短調ミサ》《レクイエム》、ディアベリ《田園ミサ》、ヴィヴァルディ《グローリア》などのソリストを務める。皇宮警察音楽隊創設60周年記念演奏会(皇居内桃華楽堂)では両陛下ならびに皇族方御臨席のもと歌唱を披露。第3回下町たいとう親善大使。聖徳大学音楽学部講師。葛飾区民合唱団ボイストレーナー。Jソロイスツ・メンバー。日本声楽アカデミー会員。

森谷健太郎(ゴロー)

東京都立川市出身。国立音楽大学声楽専修卒業。多摩フレッシュコンサート2013入賞。声楽を服部陽介、久保田真澄、青柳素晴の各氏に師事。在学中、ブルース•アーベル氏の特別レッスンを受ける。これまでにミュージカル《シカゴ》エイモス役、オペラ《バスティアンとバスティエンヌ》バスティアン役、《ヘンゼルとグレーテル》魔女役等を演じる。また、各地で子ども向けのレクチャーコンサート等に出演するなど、音楽教育活動にも力を入れている。

望月一平(ボンゾ/ヤマドリ)

静岡県出身。武蔵野音楽大学卒業、同大学院修士課程修了。平成24年度同大学オペラ公演「魔笛」パパゲーノ役でデビュー。これまでに《コジ・ファン・トゥッテ》グリエルモ、《ラ・ボエーム》ショナール、《こうもり》ファルケ、《カルメン》モラレスなどで出演。「第16回静岡の名手たち」に出演。これまでに打田忠義、平良栄一、堀内康雄、故E.オブラスツォワの各氏に師事。

Blog→http://ameblo.jp/peyung1105/

今井実希(ケイト)

国立音楽大学声楽専修卒業。同大学院声楽専攻修士課程修了。在学中、学内選抜者によるVocal concert・ソロコンサート~秋~・卒業演奏会・新人演奏会に出演。2011年、国内外研修奨学金を受けグロッセート夏期国際声楽講習会に参加。ディプロマを取得。澤畑恵美氏に師事。

宮川健太郎(指揮)

 1996年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。会社勤務、東京藝術大学音楽学部指揮科を経て、2014年東京音楽大学大学院指揮科修了。2003年愛知県知立市、及び2012年石川県金沢市で開かれた指揮マスタークラスにて優秀指揮者に選出される。これまでに指揮を小林 研一郎、広上 淳一、田代 俊文各氏に師事、尾高 忠明、井上 道義両氏に指導を受けた。また、ピアノを山城 浩一氏、和声・対位法・ソルフェージュ・楽曲分析を糀場 富美子、荒尾 岳児各氏に師事した。これまでに藝大フィルハーモニア、オーケストラ・アンサンブル金沢を指揮した他、首都圏各地のアマチュア・オーケストラ、吹奏楽団の指揮指導、音大受験生指導、コンクール審査員など活動は多岐にわたる。2008年から2014年まで、慶應義塾大学ウインドアンサンブルOB吹奏楽団正指揮者をつとめた。演出の舘 亜里沙氏とは、2013年11月、北とぴあ国際音楽祭でのヴォルフ=フェラーリの歌劇「スザンナの秘密」以来2回目の共演となる。

舘亜里沙(演出)

 東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学大学院修了(専攻:音楽学)。2009年安宅賞受賞。2008年よりオペラを中心に演出を手掛ける。主なオペラの演出作品に《奥様女中》《ポッペアの戴冠》、《バスティアンとバスティエンヌ》《ヘンゼルとグレーテル》《スザンナの秘密》《スペインの時》《トリスタンとイゾルデ》など。オリジナルないし既存作アレンジの脚本/演出に『サーバ/周辺/世界―イプセン、グリーグ《ペール・ギュント》による音楽劇』『輪舞曲―金子みすゞの詩による音楽劇』など。2010年よりP.コンヴィチュニー氏のオペラ・アカデミーに参加し、同氏の弟子を名乗ることを許される。演出家を対象に行われた創作コンペティションVol. 5最終上演審査にて、三島由紀夫『葵上』を発表。ピアノ演奏でも活動し、前述の『輪舞曲』含む自らの演出作品でピアノ演奏も担当。最近は後進の指導も積極的に務め、活動の場を広げている。 公式HP: http://arisa-tachi411.jimdo.com

畠山正成(ピアノ)

 1990年新潟県生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校でピアノを専攻した後、同大学音楽学部楽理科で西洋音楽史、音楽美学を中心に学ぶ。卒業論文「《4つの歌曲》作品22によるアルノルト・シェーンベルクの信仰表現」は学内の卒業論文発表会にて選出され、2014年3月に卒業。2014年4月からは東京都内のIT企業に勤務し、主にビッグデータ解析とネットワーク構築業務を担当している。またピアニストとして声楽伴奏、合唱伴奏を中心に活動し、2012、2013、2015年にはラ・フォル・ジュルネ新潟関連イベント「新潟クラシックストリート」にピアノ独奏プログラムで出演。これまでにピアノを藤井晶子、青柳晋、浜口奈々、秦はるひの各氏に、チェンバロを廣沢麻美氏に師事。在学中、2013年度安宅賞を受賞。

 

他の出演者につきましても随時アップさせていただきます。